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たのしみは日常のなかにあり

「独楽吟」(どくらくぎん)でパロディ短歌作り



太田 聡美(TOSS北九州教育サークル)

 年頭の学級開きを日本古来の文化、「歌会始め」に倣って、橘 曙覧(たちばなのあけみ)の短歌「独楽吟」で短歌づくりの授業をした。2時間扱いである。

第1時の指導  

たのしみは 心をおかぬ 友どちと 笑ひかたりて 腹をよるとき         橘 曙覧


 黒板に板書する

指示1 橘曙覧(たちばなのあけみ)という人の短歌です。覚えるまで読んだら座りなさい。全員起立。 


ほぼ全員が座ったところで暗唱させる。

指示2 原稿用紙のますめに、ひらがなで先生が書いたとおりに書き写しなさい。


 5・7・5・7・7の切れ目ごとに改行して短歌を書く。きちんと書けているかどうかを確かめる。書き終わった子から国語辞典を出しておくように言う。原稿用紙を使うのは、音数を意識させるために、ますめが数えやすいからである。ノートに1行ずつ、5こ・7こ・5こ・7こ・7この丸を書かせてやってもよい。


指示3 国語辞典で、意味の分からない言葉を調べます。よくわからない言葉があるという人、立ちなさい。


同じだったら座るシステムで、次々に発表させる。

「心をおく」の「おく」、「友どち」(「友だち」か「友どうし」か)、「腹をよる」の「よる」があがると思われる。

「心をおく」…(主に「心−・く」の形で使われ、不信・疑い・遠慮などの意味をそこにとどめる意)心を隔てる。警戒する。気がねする。

「友どち」[友達]…友だち。ほうゆうどうし。ともどし。

「腹をよる」[ 腹を縒る]…大笑いする。ひどくおかしがる。腹の皮を縒る。


指示4 話者がこの短歌の中で、「たのしみ」と言っているのは、どんな「とき」のことですか。短歌の下に書いてご覧なさい。文でも絵でもいいですよ。

 1行目の下に、あらかじめ「たのしみは」と書いておく。最後が「とき」で終わるように。首をひねっている子のそばで、さりげなく辞書を指さす。1文でも書ければほめる。絵を描く子には、説明を言わせるようにする。


指示5 書いたら持っていらっしゃい。板書してもらいます。


早くできた子には板書した短歌の下に書かせる。意味はみんなほぼ同じなので、書いた子に読ませて時間調整をする。


指示6 原稿用紙の左側に、1行づつあけて5・7・5・7・7・と書きなさい。


短歌の音は5・7・5・7・7の31音でできていることを説明する。百人一首を例にすると良い。


指示7 左側の1行目に、「たのしみは」と書きなさい。


隣と確認させる。


指示8 短歌のおしまいの2文字が「とき」になるように短歌を作ります。指を折りながらつくるといいですね。


書けない子には、まず自分のイメージを絵をするように指示する。できた子から名前の磁石の下にどんどん書かせる。書けない子には、友達の作品を参考にしても良いとする。書き終わった子から読み上げさせる。

5・7・5・7・7になっていればよしとする。


指示9 短冊に墨でかきます。先生がやってみせますから、同じように自分の歌を書きます。


鉛筆で、下書きをさせるとスムーズにいく。ふだんとは違った雰囲気の毛筆を楽しめる。筆ペンを用いても良い。

子どもの作品について

「たのしみは....とき」と、形が決まっているので、比較的作り易いと思ったが5.7.5.7.7のリズムになれるだけでも子どもは大変なのだとわかった。似たような句が多いので、第2時では取材にポイントを置く。


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